今や少年漫画の王道とも言われる『ドラゴンボール』2016年にはアニメ放送30周年を迎えました。
今や名前を聞いたことがないというくらいの人気を誇る『ドラゴンボール』ですが、原作、アニメの数が多いだけにすべてを踏破している人は少ないのではないでしょうか?
今回はその『ドラゴンボール』のストーリーを解説していきたいと思います。
一口にドラゴンボールと言っても数々のシリーズがあります。
なのでアニメも人気なのですが、原作のほうに目を向けて原作とアニメのストーリーがほぼ同じの『(元祖)ドラゴンボール』と『ドラゴンボールZ』を振り返っていきたいと思います。
では、アニメシリーズ『ドラゴンボール』の流れに沿って、原作を振り返ってみましょう。
Contents
1.『(元祖)ドラゴンボール』の主なストーリー
アニメ『ドラゴンボール』シリーズの一番最初のシリーズです。
1986年~1989年まで全153話放送されました。
原作の漫画の話にプラスしてアニメオリジナルのストーリーがいくつか追加されています。
理由はアニメが漫画の原作に追いついてしまうということを防ぐために、アニメスタッフがオリジナルのストーリーを追加しました。
基本的に原作者である、鳥山明先生はアニメ制作に基本関わっていませんが、アニメオリジナルのエピソードやキャラクター案をいくつか提供していました。
そんな『(元祖)ドラゴンボール』ですが、いったいどんなストーリーだったのでしょうか?
①孫悟空少年編
途中バトル、格闘路線へシフトチェンジしていきますが、最初は冒険ファンタジーものとしてスタートしました。
世界中に散らばっている、七つ集めるとなんでも願い事を一つかなえてくれるという伝説の秘宝”ドラゴンボール”を探すために、まだ少年の孫悟空が住むパオズ島へお手製の”ドラゴンボール”を探すことができる「ドラゴンレーダー」を手にしたブルマが訪れます。
彼女は悟空に彼のおじいちゃんである孫悟飯の遺品で”ドラゴンボール”の一つである「四星球」を譲って欲しいと頼みますが、悟空はもちろん断固拒否をします。
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しかしブルマも強情なのでひきません...
結局、悟空はその「四星球」を貸すことにし、ブルマの用心棒役として一緒に”ドラゴンボール”探しの旅に出ることになるのです。
途中同じく”ドラゴンボール”を探すヤムチャやピラフ一味に襲われますが、なんとかくぐり抜け摩訶不思議冒険アドベンチャーとしての『ドラゴンボール』が幕を開けます。
②第21回天下一武道会編
”ドラゴンボール”が飛び去ってしまって「四星球」を失い途方に暮れる悟空でしたが、亀仙人のもとで一年間修行することになり、同時期に亀仙人のもとで修行することになったクリリンと共に一年間修行します。
重たい亀の甲羅を背負ったりする奇天烈な修行を毎日毎日...
その修行の最終段階として亀仙人は、二人を世界中の猛者たちが集まる「天下一武道会」へ出場させることで腕試しをさせます。
その大会にはなんと!亀仙人自身も”ジャッキーチュン”という名前で参加していたのです!
大会の後、悟空は再び”ドラゴンボール”探す旅に出ますが、そこで後に大きな脅威となるRR軍(レッドリボン軍)と衝突します。
ここからRR軍因縁は始まって行くんですがまたその話はあとで...
色々あったあとで占いババに最後の「一星球」の在処を聞きに行きますが、占いババへの報酬として大金を渡すかまたは、占いババの差し向ける5人の刺客を倒すことのどちらかをしなければいけませんでした。
共に”ドラゴンボール”を探す仲間になっていたクリリン・ヤムチャと一緒に刺客を次々と倒していくのですが、最後の刺客はなんと...悟空のおじいちゃん孫悟飯だったのです。
その「一星球」をめぐってもうひと悶着あるのですが...
③ピッコロ大魔王編
ピッコロと聞いて悟空の仲間じゃん。って思った方も多数おられると思いますが、ちょっと違います
第22回天下一武道会で惜しくも準優勝になった悟空の忘れた如意棒をとりに控室へ行ったクリリンが何者かに殺されます。
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親友を殺されたことに怒り狂った悟空は、犯人が持って行った”ドラゴンボール”を「ドラゴンレーダー」で追跡するのですが、そのクリリンを殺した犯人というのがタンバリンという怪物で、ピッコロ大魔王が口から吐き出した卵から生まれた怪物でした。
ピッコロ大魔王はまだ亀仙人が若かりし頃、世界を恐怖のどん底に陥れた魔族の王。
亀仙人は恐怖におののきます。
ピッコロ大魔王は亀仙人の師匠であった武泰斗が封印したはずでしたが、ピラフ一味が封印を破ったせいで復活したのです。
余計なことをしてくれたものですねピラフ一味。
激しい戦闘の末悟空はピッコロ大魔王を倒し、ピッコロ大魔王に殺されてしまった神龍をよみがえらせるためにカリン塔の頂上にある神殿へ向かいました。
そこでクリリンを”ドラゴンボール”の力で復活させたのちに、神殿での修行を積むことになります。
三年もの厳しい神殿での修行の後、第23回天下一武道会でクリリン達とも再会。
しかし、そこでマジュ二アと名前を変えたピッコロ大魔王の生まれ変わりと戦うことになります。
そうです。
彼こそがのちに悟空の仲間になるピッコロです。
ややこしいですが、ここからピッコロはどんどん変わっていき最後はものすごく頼れる仲間になります。
2.『ドラゴンボールZ』の主なストーリー
『(元祖)ドラゴンボール』という風に呼ばれている理由は、この『ドラゴンボールZ』と区別するためです。
全291話(+スペシャル2話)から構成されていて、話はマジュニアを悟空が倒した第23回天下一武道会から5年の月日が経ったところから始まるのですが、少し前作とは違い...
『(元祖)ドラゴンボール』までの話は少しカラフルで、同じく鳥山明先生原作の『Dr.スランプ アラレちゃん』のような甘さが出ている印象でしたが、ここから感じがグッと変わり戦闘物の色が強くなってきます。
敵もより強い存在が多くなり、悟空の仲間もかなり死んでいき、少し暗い展開となります。
基本生き返るんですけどね。
①サイヤ人編
あれから五年の月日が流れ悟空はチチ(前作ですでに出会っています)と結婚して自分のおじいちゃんの名前からとった悟飯という息子を授かり、平和に暮らしていました。
そこへ悟空の兄を名乗るラディッツという異星人が襲来します。
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ラディッツは悟空と手を組んで地球を征服しようとしますが、悟空が拒否したため悟飯を人質に連れていってしまします。
実はやっとこの回で初めて悟空が地球人ではなく、戦闘民族サイヤ人であることがわかる重要な回です。
そのラディッツを倒すためにピッコロと手を組み、最後はピッコロに魔貫光殺砲を撃たせてラディッツもろとも死にます。
”ドラゴンボール”の力で一年後に生き返る事になった悟空は界王のもとで一年間修行します。
ドラゴンボールは主人公が死んでも生き返れる素晴らしい世界なのです。
なぜ修行する必要があるのかというと、ラディッツが死に際に一年後、自分よりも強力なサイヤ人が地球にやってくると言い残したからでした。
ラディッツとの戦いの際に、凄まじい気を放った悟飯をサイヤ人と戦わせるためピッコロは特訓をつけ、他の仲間たちもサイヤ人襲来に向けて修行に入ります。
そして一年後、サイヤ人の王子ベジータと側近のナッパが地球にやって来るのです。
この時点ではベジータは敵対関係にあります
ナッパとの戦いで悟飯を守ろうとピッコロは死ぬし、悟空も深手をおい一時戦闘不能になるなど、様々なことがありました。
さらにこの「サイヤ人編」の見どころは途中ベジータはフリーザ軍を抜けることで
地球の戦士たちVSフリーザ軍VSベジータ
という三つ巴の戦いになるところです。
そしてなんといってもフリーザとの戦いがとても熱い!!
最後はフリーザを倒し、ピッコロも復活させることができた悟空達ですが、またもや危険が迫っていました。
また死んだキャラを生き返らせます...
②人造人間・セル編
サイヤ人編で死んだ仲間たちを生き返らせた悟飯たちは、地球に邪悪な気配が近づいてきていることに気が付きました。
フリーザの父親であるコルド王と、サイボーグ化したフリーザが地球に侵略してきたのです。
悟飯たちは凍り付きますが、そこへさらにもう一人降り立った少年がいました。
その少年は超サイヤ人になるとすぐにその二人を撃退してしました。
彼の名前はトランクス。
なんと、未来から来たブルマとベジータの子供でした。
ブルマは長いことヤムチャと付き合っていたような...
トランクスは三年後に現れる人造人間を倒して未来を守るのを手伝ってほしいと頼みに来たのです。
そして三年後またもや強敵が出現したのです。
トランクスの予言通り、驚異的な力を持った人造人間たちでした。
彼らはかつて悟空と衝突したRR軍の生き残りである、ドクターゲロによって生み出された戦闘型人造人間たちだったのです。
人造人間17号、18号の圧倒的な力を前になすすべがない地球の戦士たちですが、その二人を倒すべくベジータは修行へピッコロは神と融合。
そんな中地球にさらに強力な敵が現れたのです。
彼はセルという様々な人物からの細胞からなる人造人間でした。
このセル。
物凄く反則的な能力を使ってくるのです!
その反則的な技、吸収という能力を使い17号、18号を吸収し完全体になったセルは、まさに最強の力を手に入れます。
17号、18号で手を焼いていたのに...さらにめんどくさいことになりました。
もちろん修行を終えたベジータとトランクスでさえもセルには完全に敗北してしまいます。
最後は地球もろとも自爆しようとするのですが、悟空がセルと自分を海王星に瞬間移動させ、地球は助かりますが悟空はまたもや死んでしまいます。
しかし、悟空は生き返ることを望まず、あの世で修行をするためにそのまま死後の世界にとどまることにしました。
今度は生き返りませんでしたね
そして、物語は最終局面に突入するのです。
③魔人ブウ編
セルとの死闘から数年の月日が流れ、第25回天下一武道会が開かれます。
そこへは悟飯、ベジータ、ピッコロ、悟天、トランクス、さらにこの日のためにあの世から戻ってきた悟空も参戦します。
しかし、スポポビッチ、ヤムーといった悪党が暴れ始め悟空や他の戦士たちのエネルギーを吸い取っていってしまいます。
彼らの目的は魔人ブウを復活させること。
復活した魔人ブウの驚異の力を前に、単身攻撃を仕掛けたベジータは死に、悟飯と界王神は重傷を負います。
神様なのに...
悟飯は自分の存在可能時間が30分となるまでエネルギーを使ってしまい、これ以上の戦いができなくなり、それを助けるために悟空は悟天とトランクスに合体技”フュージョン”を伝授します。
しかし、魔人ブウは勢力を増しついには人類を全滅させ、地球も消滅させてしまいます。
生き返った悟空とベジータは神から授かった”ポタラ”と呼ばれる融合をすることができるようになるイヤリングを使用し、融合して戦い魔人ブウに吸収されてしまった悟飯やピッコロなどを助け出します。
そして界王神界に出現した魔人ブウと悟空の最終対決が繰り広げられるのです。
はたして、地球の未来はどうなってしまうのでしょうか?
想像ついた方もいると思いますが、無事に復活します地球は。
3.『ドラゴンボール』シリーズのストーリーを”まとめ”
いかがだっだでしょうか?
このように約5000文字では到底『ドラゴンボール』のストーリーを語るのは難しいのですが、気になる方はぜひ原作の漫画を読んでみてください。
しかし、漫画はこの「魔人ブウ編」で幕を閉じますが、アニメはここから先まだまだオリジナルのストーリーが続いていきます。
この後には『ドラゴンボールGT』、『ドラゴンボール改』、『ドラゴンボール超』というようにまだ三部作続くんです!
ツッコミ所はたくさんありますが、とても面白い内容になっています。
今回ここまでを読んで少しでも興味がわいた方、ここから先を知りたい方はアニメを見てください。
原作以外での悟空達の活躍を見ることができます。
アニメ放送30周年を迎えた『ドラゴンボール』シリーズ。
これからどうなっていくのかが、ものすごく楽しみですね。