ドラゴンボールの世界では、未来の世界からトランクスがやってきます。
トランクスが未来の世界からやってきた時には、未来の世界に崩壊の危機が迫っている時です。
トランクスがやってきた時には、どの様な危機が迫っていたのでしょうか?
ここでは、未来からトランクスがきた理由と変わった3つの歴史についてご紹介していきたいと思います。
Contents
1.未来のトランクスがやってきた2つの理由
ドラゴンボールでは、未来の世界からトランクスは2回やってきます。
これは未来の世界が2つの理由により崩壊の危機をむかえてしまうからです。
その2つの理由とは、どんなものなのでしょうか?
それでは、未来のトランクスが、やってきた2つの理由についてご紹介していきたいと思います。
①人造人間により、未来の地球が支配されてしまった
ドクターゲロによって生み出された兵器である人造人間ですが、未来の世界では人造人間が凶暴化してしまいます。
人造人間は、ドクターゲロにより作られたものなので、明確な目的がありました。
ドクターゲロが人造人間を生み出した理由は、レッドリボン軍を壊滅させた孫悟空に対する復讐のためです。
未来の世界では、孫悟空が心臓病によって死んでしまっています。
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本来の目的を失ったことで、人造人間たちは何をするために生まれてきたのかわからなくなってしまいます。
これは魔人ブウを見てもわかるのですが、魔人ブウもバビディを殺すことで、自由になり、「遊び」として人類を殺していきます。
もちろん魔人ブウは太古から存在していて、破壊の限りを尽くすことも目的ではあったのですが、バビディからの命令がなくなってしまう事で凶暴になってしまいます。
人造人間たちはドクターゲロを殺し自由を手にして、人造人間たちの好き勝手に生きるという理由はあります。
しかし、人造人間たちが造られた目的は、孫悟空を殺すことだったので、その目的を失ってしまい、凶暴になってしまったのでしょう。
これにより、未来の世界は、人造人間たちにより崩壊の危機を迎えてしまいます。
トランクスは、師匠である悟飯が殺されてしまった後に、対抗する術を失ってしまいます。
そのため過去に戻り、歴史を変えるために動き出します。
②ゴクウブラックにより、未来の人類が抹殺されてしまった
トランクスの手で人造人間とセルは倒され、地球は平和を取り戻します。
しかし、それから17年後、孫悟空を名乗るゴクウブラックが地球へ襲来します。
これにより、地球は崩壊の危機を迎えます。
トランクスは母であるブルマを殺されてしまい、戦友であるマイもやられてしまいます。
ゴクウブラックは姿こそ悟空にそっくりですが、悟空と違い残忍な人物です。
自分が信じる正義のために人間を滅ぼすことを目的として破壊をくり返す恐ろしい人物です。
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ゴクウブラックは人間を「神が生み出したものの中で唯一の失敗」と考えていて、神の代わりに人間を全て地球から消してしまう「人間0計画」を実行してしまいます。
女子供であっても情けをかけずに攻撃してくるゴクウブラックは、本当に恐ろしい人物ですね!
タイムマシンで過去に助けを求めに行ったトランクスを追いかけ、ゴクウブラックも過去の世界へ来てしまいます。
ゴクウブラックは知的な言葉を使いますが、その言葉とは裏腹に、サイヤ人の特徴である凶暴さと残忍さを兼ね備えています。
悟空は正義の心を持っていたので、人類を攻撃するような事はありませんでした。
しかし、ゴクウブラックは悟空と同じ見た目で、戦闘力は悟空以上です。
そのゴクウブラックが人類に対し、攻撃を加えてきたとなれば、トランクスでは対抗できないのも仕方ないでしょう。
最強の界王であるザマスとコンビを組んでおり、その戦闘力の高さと見た目から、ドラゴンボール史上最悪の敵となります。
これまで正義の味方であった孫悟空の見た目で、人類を抹殺しようとしてくるのですから、悟空を知っている人物からすれば絶望を感じてしまいますね!
2.未来のトランクスによって変わった3つの歴史
未来のトランクスが来ることによって、本来進むべき歴史と違う方向へ歴史は動いてしまいます。
これにより、ドラゴンボールにはパラレルワールドが出来上がってしまいます。
トランクスが来ることによって変わってしまった歴史とは何なのか?
それでは、未来のトランクスによって変わってしまった3つの歴史についてご紹介していきます。
①孫悟空が心臓病を治し生き残った
未来のトランクスが過去に来た理由は、人類が抹殺されるのを阻止するためです。
未来の世界で人造人間に対抗できる人物がいればこの事態は起きませんでした。
悟空は人造人間が襲来する前に、心臓病が原因で死んでしまいます。
これにより、ベジータや悟飯たちでは人造人間に対抗できず、人造人間に殺されてしまいます。
トランクスは心臓病の特効薬を悟空に渡し、人造人間たちの襲来に備えます。
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悟空が死んでしまっていては、過去の世界で人造人間がやってきても同じ未来をくり返していたことでしょう。
何より、悟空がいなければ、もし人造人間たちを倒せていたとしても、これから先襲い掛かってくる脅威から地球を守ることはできないでしょう。
ドラゴンボールの世界で、悟空という存在がどれほどに大きいものなのかがわかりますね!
②存在しないはずの人造人間セルが現れた
トランクスは、未来からタイムマシンを使い過去にやってきました。
この時、タイムマシンにドクターゲロの究極兵器であるセルが一緒に乗り込んでしまいます。
セルは人造人間の究極体であり、ドクターゲロのもう一つの目的であった、最強の戦士を作ることを目的として造られた人造人間です。
セルはこれまでの悟空たちの戦いから、細胞を採取し、身体に取り込み、全ての力を吸収して育っていきました。
また、セルは人造人間17号と18号を吸収することで、完全体となります。
セルは細胞を取り込み作られた人造人間なので、他の人造人間とは身体の構造が違います。
そのため、16号~18号に付けられていた無限エネルギー炉が体内に備わっていません。
この無限エネルギー炉を取り込むために、17号と18号を吸収したがっているのです。
また、セルはサイヤ人の細胞も取り込んでいるので、第二形態の爆発後にサイヤ人の特性であるパワーアップも果たしています。
セルは、未来の世界にも現れなかったのですが、ドクターゲロが造っていたので、いつかは登場していたでしょう。
しかし、トランクスが未来から来ることによって、本来登場するはずのなかったセルは、17号と18号より強い人造人間として登場してしまいます。
悟飯の手によってセルを倒すことに成功しますが、セルを倒すことができなかったら、過去の世界はより悲惨なものになってしまっていたでしょう!
③未来からゴクウブラックが来てしまった
未来の世界からタイムマシンを使って過去にやってきたトランクスを追いかけて、ゴクウブラックが過去の世界にまで来てしまいます。
ゴクウブラックは時の指輪を持っています。
時の指輪は時間を自在に操る指輪で、時間を操ることは、破壊神にも許されていないことなので、使える人物は限られています。
破壊神、もしくは界王神と呼ばれる神様たちでないと、時の指輪は持てません。
超サイヤ人にならない状態でもゴクウブラックの戦闘力はとてつもないものでした。
現代の悟空が超サイヤ人2になっても勝てず、戦っているうちにゴクウブラックの戦闘力はみるみる上昇していきました。
通常携帯のままでも悟空の超サイヤ人3状態より強いパワーを持っています。
ゴクウブラックは時空の歪みに巻き込まれることで、未来の世界へ帰っていきますが、このまま戦闘を続けていたら、現代の世界も破滅へと追いやられてしまっていたでしょう。
戦闘力の高さとザマスが一緒にいることを考えても、ゴクウブラックの正体は、破壊神、もしくは界王神のどちらかになるでしょう。
そう考えると、この圧倒的な強さも頷けますね。
3.まとめ
今回は、未来からトランクスがやってきた理由と3つの歴史についてご紹介させて頂きました。
この記事において、重要なポイントは以下の通りです。
- 未来の世界では人造人間による地球の支配が起きた
- 人類が消えた世界を変えるためトランクスは過去に戻ってくる
- トランクスが過去に戻ったため歴史が変わってしまった
- ゴクウブラックが未来の世界を崩壊させようとした
- 過去に戻ってきたトランクスを始末するためゴクウブラックも過去へきた
- トランクスは世界の危機を止めるために動いている
トランクスは、未来の世界の崩壊を止めるために過去へやってきています。
これによって、歴史を変えてしまっていることは、本当は重罪になります。
時を操ることは、破壊神たちにも簡単に許される行為ではないからです。
ゴクウブラックはトランクスのことを罪人扱いしていましたが、それは間違ってはいないのでしょう。
ですが、世界を守るために動いたトランクスは正義のために動いたと言えるでしょう。
これからも未来の使者トランクスに期待ですね!