ドラゴンボールでおなじみの”破壊神ビルス”彼はいったいどんなキャラなのか?
第7宇宙を担当する破壊神なのにマイペースでおっちょこちょい。界王神と対極の神であり対等の立場ではならなくていけないのに界王神から「ビルス様」と様付けで呼ばれてしまっている。
等々......ツッコミ所満載の彼ですが、とっても魅力的なキャラクターです。ビルスのイメージと言えば強い、わがままなどですが本当にそれだけなのでしょうか?
今やドラゴンボールの主役並みの存在感を見せているビルスですが、意外と知られていない面も多いのではないでしょうか?
そこで今回は”破壊神ビルス”の意外な素顔や知られざる裏話に迫っていきたいと思います。
もう十分に魅力的で素晴らしいキャラクターですが、これを読めばあなたも”破壊神ビルス”の魅力を再確認できるでしょう。
Contents
1.ドラゴンボールのマイペースキャラ?ビルスのマイペースなエピソード
早速ですが、”破壊神ビルス”なのに物凄く天然でマイペースなのがビルスの魅力でもあります。
そこでまずは、ビルスの天然でマイペースなエピソードをいくつか紹介したいと思います。
ドラゴンボールにはたくさんのキャラが存在しますが、ビルスほど天然でマイペースなのは孫悟空ぐらいじゃないでしょうか?まあ、彼は主人公なので何しても許されますが、ビルスも何しても許されてしまう感じは孫悟空に匹敵するくらいだと思います。
それでは、マイペースすぎるビルスの素顔にまずは迫っていきたいと思います。
①とても寝起きが悪い
ビルスの天然エピソードを語るうえで、一番最初に触れなければならないのは
異常なほどの寝起きの悪さです。
ビルスが『ドラゴンボールZ 神と神』で地球に来るとき、彼は39年という睡眠時間で、ウイスに起こされていました。寝起きの悪さは神級と言ってもいいほどで、目覚ましの代わりに爆弾を何個もセットしています。
さらにさらに、なんでも以前15年も寝坊した事があるとか。ウイスの苦労が絶えませんね。ビルス曰く、39年の眠りは昼寝程度だそうです。
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まあ、『ドラゴンボール超』ではすでに目覚めた状態で出てきているので、その点では少し成長を見せていらっしゃるビルス様でした。
②すごくわがままなキャラクター
皆さんご存知の通り彼はとってもわがままで気分屋です。少しでも機嫌を損ねると周りの星をところかまわず破壊しようとするほど......
そのため界王神や界王が恐れているのだと思われます。通常は立場が対等でなければならない、創造神である界王神様と破壊神ビルス様なのに、界王神からも「ビルス様」と呼ばれています。
これもさすが破壊神という一面ですが、太古の地球に来たことがあるビルスは恐竜たちの失礼な態度に怒り、恐竜たちを絶滅させたというエピソードを持っています。恐竜滅亡の裏にはビルスが絡んでいたんです。そりゃいくら恐竜だって、ひとたまりもないですよね。
④沸点が低すぎる!
『ドラゴンボール超』や『ドラゴンボールZ 神と神』で描かれる”破壊神ビルス”は最初地球に訪れた時は、夢に出てきた「超サイヤ人ゴッド」と戦うために地球に来ました。
しかし、ブルマの誕生日パーティにおいて魔人ブウにプリンを全部食べられて、自分がプリンにありつけなかったために怒りが大爆発。地球を破壊すると言い始めます。
ビルスは昔、惑星ベジータに行ったことがあります。その際にベジータ王(ベジータのお父さん)の頭を踏みつけており、ベジータはビルスの怖さを知っていました。
なので、彼を怒らせないように自分の友人としてブルマの誕生日会で接待したり、普段のベジータではあり得ない宴会芸をやってビルスのご機嫌を終始うかがうなどします。
あのベジータが宴会芸を......ありえない光景ですがその背景にはあの天然マイペース主人公の孫悟空がいました。彼の不手際でビルスを一度怒らせその際も地球を破壊する!と言い始めますが、ベジータのファインプレーでそれは防がれます。
『ドラゴンボール超』ではおいしい食べ物を求めて数々の星を破壊しており、食べ物にはとてもうるさい彼ですが、なにも罪のない住人の星を、味はおいしいけど脂肪分が多いから半分だけ破壊するなど、破壊神ならでは行動をしていますが、それにしても沸点が低すぎますよね。
2.ドラゴンボールの中で実は一番やさしいキャラクター?ビルスの優しすぎるエピソード
先程、ビルス様の傍若無人でマイペースで天然という面をご紹介しましたが、実はとても優しい面を持った神様なんです。
いくら彼が仕事ができない神様で、仕事ができる神様のお付きなら仕事をほとんどしなくていい天使のウイスが大変な思いをしていても、神様として宇宙を案ずる心を持っていて、少し地球贔屓なとても優しい神様です。
そんなビルス様の優しすぎるエピソードをいくつか紹介します。
①地球を破壊
タイトルは全く優しさが感じられない、先ほどの傍若無人キャラのままのイメージですが実は......
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最初は「超サイヤ人ゴット」と戦えると聞いて地球にやってきたビルス様ですが、魔人ブウがプリンを全て食べてしまったせいで、地球を破壊すると言い始めるという話を先ほどしました。
しかし、孫悟空が「超サイヤ人ゴット」となって一騎打ちをして、悟空が勝ったら地球は破壊しないという賭けをしましたが、悟空は負けてしまいます。
ですが、その戦いの中で天才的な成長を見せた悟空と戦い久しぶりに強敵と戦えたことに満足し、『ドラゴンボールZ 神と神』では小さな岩山を破壊し地球を(少し)破壊したことにして帰って行きます。
ちなにみ『ドラゴンボール超』では疲れて寝たふりをしてウイスと共に帰って行きます。
のちにウイスからもともと地球を破壊するつもりなどなかったのだろうと聞かれた際に、ビルスも曖昧な返事で誤魔化していますが、まんざらでもない様子でした。
まあ、地球のおいしいものが目当てで破壊しなかったとも考えられなくもないですが......
②中立の立場と言いつつも地球贔屓
『ドラゴンボールZ 復活の「F」』において、復活してきたフリーザが地球を攻め滅ぼそうとした際に、ウイスは前作の『ドラゴンボールZ 神と神』においてビルスの敵だった孫悟空と、ベジータを自らの星で修行させていました。
そこにフリーザが復活して攻めてくるのですが、ビルスもウイスも中立の立場として孫悟空や孫悟飯達が戦っている間は、ブルマが二人を地球に誘うために用意した溶けかけのイチゴサンデーを食べていたり、他にもおいしいものを要求しています。
しかし、フリーザによって地球を破壊されてしまい、自分の甘さを責める悟空に対し
「フリーザをお花畑に送ってやれ」
と助言し、ウイスに3分間だけ時間を戻せる能力を使わせて地球をフリーザに破壊された事実をなかったものにするという破壊神らしからぬことをします。
実はなんだかんだ地球贔屓で優しい神様だということがこの二つのエピソードでもわかりますね。
3.ビルスの裏話やドラゴンボール内での裏設定
ここまでビルスの知られざる意外な素顔や言動を紹介してきました。
皆様にも様々な顔を持っているキャラクターですが、とても魅力的なキャラクターであることはわかっていただけたと思います。
ここからは、様々な裏話を一気にご紹介いたします!
①実はビルスは双子の兄弟
『ドラゴンボール超』に登場するシャンパというキャラクターです。
第六宇宙で破壊神をやっていて、ビルスよりも仕事ができるという評価を全王からもらっています。
実はシャンパの付き人であるヴァドスもウイスの姉という関係性なんです。
②かなり昔から生きている
自称2億歳以上と言っていますが、恐竜を絶滅させたのも彼なのであながち間違っていないのでは?
③名前の由来はビール?
元々、名前の由来はVirus(ビールス)ウイルスという意味から来ていましたが、キャラクター原案をやっていたドラゴンボールの作者である鳥山明先生が、ビールと聞き間違えたためビールになりました。
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そのため付き人であるウイスもウイスキーから。その他の破壊神とその付き人は酒が名前の由来になっています。
④あの神龍が敬語
『ドラゴンボールZ 神と神』と『ドラゴンボール超』で神龍が召喚された際に、その場に”破壊神ビルス”の姿があったために、神龍が敬語になります。
周りから「あんな神龍初めて見た」と言われるほどの変容っぷりで、いかに”破壊神ビルス”が恐れられているかがよくわかりますね。
⑤フリーザに惑星ベジータを破壊させた
昔惑星ベジータで食事を出された際に、惑星ベジータを壊そうとしていましたが、遠いからやめたそうです。
その後フリーザに命令して、フリーザが惑星ベジータを破壊するというシナリオにつながります。
そういうことだったのか!と過去と現在が繋がる瞬間ですね。
⑥戦闘力を感知させない
ドラゴンボール界で最強クラスの力を持つビルスですが、初対面の悟空に戦闘力を感知させませんでした。
ビルスなどの高位の神格中身はクリアな気を持っており、同じ神である界王神など以外からはその気を感知させません。
本人曰く「戦闘力が表面化するようではまだまだ」だそうです。
⑦ウイスはビルスの師匠?
ビルスの付き人であるウイスですが、実はビルスの戦いの師匠なんです。
作中に手刀一発でビルスを気絶させるシーンがありますが、そこからも彼の戦闘力の高さが垣間見れます。
でも、実はウイスよりお姉さんのヴァドスのほうが強いとか。
4.ドラゴンボールのビルスってどんなキャラ?意外な素顔や裏話に迫る”まとめ”
ここまで様々なビルスの知られざるエピソードを紹介してきました。
いかがだっだでしょうか?
これを通して”破壊神ビルス”とドラゴンボールの魅力を再確認していただけたのではないかと思います。
”破壊神ビルス”という名前でありながら、今までの敵のような邪悪な心を持ったキャラクターではなく、残忍さの奥にしっかりと地球への思いや宇宙の行く先を案じる神様らしいところも見られます。
作者の鳥山明先生の意向の元『ドラゴンボールZ 神と神』はポジティブな方向性で、しかしちゃんと今までのドラゴンボールのよさが出ている作品になっています。
それも”破壊神ビルス”のキャラクターが作り出すものが大きいと思います。これからどんな風に物語に絡んでくるのか、彼の今後の活躍に期待です。