ドラゴンボールシリーズに出てくる戦闘民族『サイヤ人』
宇宙最強クラスの戦闘民族として作中でも活躍しています。
しかし、原作の中ではあまり詳しく書かれてはいません。
そこで今回は、サイヤ人の知られざる歴史や特徴などを徹底解説していきます!
彼らはいったい何者なのでしょうか?
作中の設定や原作の中では描かれてこなかった視点から、サイヤ人の種類や歴史、名前の由来に迫っていきたいと思います。
Contents
1.『サイヤ人』とは?ドラゴンボール内で最強の戦闘民族?
ドラゴンボールのなかで登場する種族で、高い戦闘力を持っています。
悟空はもちろんのこと、ベジータやナッパもサイヤ人です。
一見すると地球人とは尻尾が生えていること以外なんら変わりないように見えますが、どう違うのでしょうか?
ここでは最強の戦闘民族とうたわれたサイヤ人の歴史などを紹介していきます。
①サイヤ人の歴史
ドラゴンボールの作中ではあまり語られてこなかった部分ですが、彼らサイヤ人の歴史について振り返ってみようと思います。
本来サイヤ人は、作中でも語られているように異星人です。
惑星ベジータと呼ばれる星に住んでるのですが、元々は惑星サダラという星に住んでいました。
その惑星サダラが内戦により粉々になってしまったため、ツフル人という種族が暮らしていた惑星プラントを乗っ取り、惑星ベジータとして暮らし始めました。
昔から乱暴で他の星を襲ったりする生活をしていた種族で、それをフリーザ一味が力により支配していた形になります。
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②サイヤ人の身体的な特徴
惑星ベジータはなんと地球の10倍もの重力があり、そこで生まれ育ったため屈強な体を持っていると考えられています。
また、地球人の数十倍もの食事をとるため、地球人や戦闘種族以外の異星人から驚かれることが多く、そのためか、回復力がすごく高いのが特徴です。
その高い回復力のためか、一度瀕死の状況から回復したり修行をしたりすると戦闘力が大幅にアップします。
生まれ持った戦闘力で階級が変化していくサイヤ人の階級制度ですが、まれに激しい戦闘や厳しい修行をした下級戦士のサイヤ人が上級戦士の戦闘力を上回るということもあるそうです。
「戦えば戦うほど強さを増していく」というのがサイヤ人の特徴であり、戦闘民族であるゆえんです。
猿に似た尻尾が生えているのも特徴で、これは満月を見ると大猿に変身する力をサイヤ人が持っているからで、さらにこの尻尾は切れても一定時間を置けばまた生えてくるという非常に便利な機能が備わっています。
③地球人との混血のサイヤ人
ドラゴンボールに出てくる純血のサイヤ人は、『悟空、ベジータ、バーダック、ナッパ、ラディッツ』の五人しか出てきません。
他の『悟飯、悟天、トランクス、ブラ、パン』は混血のサイヤ人になります。
ご存知だと思いますが、悟空はチチと、ベジータはブルマと結婚して子供が生まれていますので、地球人との繁殖は可能ということがわかります。
さらに、地球に向かってくる途中のベジータとナッパとの会話に
という会話があるように、サイヤ人と地球人との混血の子供はとても戦闘力が高いことがわかります。
確かに混血である悟飯や悟天、トランクスはすごく高い戦闘力を持ってますよね。
2.『超サイヤ人』などのサイヤ人の種類について
サイヤ人は戦闘力を上昇させるために『超サイヤ人』へ変身することができます。
悟空達がポンポン変身できるようになる前は、千年に一人現れるかどうかの確率でしか現れない伝説の戦士だと言われてきました。
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純血のサイヤ人で超サイヤ人になれるのは、悟空とベジータだけです。
悟飯、悟天、トランクスも超サイヤ人になることができますが、それは混血のサイヤ人であることが多く関わっています。
あまりにも超サイヤ人が増えていくというのもあり、悟天とトランクスがいとも簡単に超サイヤ人になったときは、ベジータが「超サイヤ人のバーゲンセールだな」と評す場面もあります。
作品が進むにつれて様々な超サイヤ人が増えました。
ここではその超サイヤ人の種類を紹介したいと思います。
①超サイヤ人1
超サイヤ人の第一段階。
はじめて登場したのはナメック星でのフリーザ戦でした。
この超サイヤ人1の中にも3つの段階が存在していて、第一段階・第二段階・第三段階と姿も変わります。
人格も変化して悟空の場合一人称が「オラ」から「オレ」に。
通常状態の50倍の戦闘力まで跳ね上がらせます。
これだけ聞いてもすごいのにここから先は桁違いに跳ね上がりますので、びっくりしないでください。
②超サイヤ人2
超サイヤ人を超越した超サイヤ人です。
あまり姿かたちは変わらないのですが、周りのまとっているオーラがバチバチしているのが特徴です。
肉体的消耗が激しいですが、スピード・パワーにおいて完全に超サイヤ人を上回っています。
悟飯、ベジータ、トランクス、悟空が覚醒済みです。
③超サイヤ人3
あまりにもエネルギー消費が激しいため、あの世でしか長時間の戦いはできません。
エネルギーの反動が大きいためあのベジータでも使いこなせていませんでした。
一方悟空は使いこなし、『ドラゴンボール超』ではビルスとも戦っていました。
④超サイヤ人ゴッド
『ドラゴンボールZ 神と神』に登場した伝説と言われる超サイヤ人。
5人の清い心を持ったサイヤ人たちが手をつなぎ、一人に気を送ることで変身することができる特殊な変身方法で、神とも渡り合えるほどの力を持ちます。
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見た目は通常状態とほとんど変わらず、髪の毛が赤くなり、戦闘時に赤いオーラをまとって戦います。
⑤超サイヤ人ゴッド超サイヤ人
『ドラゴンボールZ 復活の「F」』に登場します。
超サイヤ人ゴッドの状態で超サイヤ人に変身した状態のサイヤ人です。
この状態になっても破壊神ビルスには及ばないが、この状態になった悟空とベジータが二人でかかれば互角かもしれないと言われています。
この名称のほかに、超サイヤ人ブルーと呼ばれることも。
⑥超サイヤ人4
『ドラゴンボールGT』に登場しました。
大猿に変身しても自我を保つことができたベジータと悟空しかなることができないとされています。
大猿の力を利用した超サイヤ人で、黄金猿以上のパワーやスピードを持っており、外見も猿っぽいのが特徴です。
この状態の時にベジータと悟空がフュージョンしたシーンがとてもカッコいい!
⑦超サイヤ人ロゼ
『ドラゴンボール超』に登場するゴクウブラックが変身する超サイヤ人です。
まだ謎に包まれているので、これからのドラゴンボールの動きに期待ですが、超ドラゴンボールの力がカギだとか...
⑧伝説の超サイヤ人
ブロリーのみが変身できる超サイヤ人で、悟空達の超サイヤ人とは別派生してできたとされています。
サイヤ人本来の殺戮を好む特性を前面に出した超サイヤ人です。
3.サイヤ人の名前の由来
ドラゴンボールに登場するサイヤ人やキャラクターは基本名前の由来がちゃんとあり、とても考えて作りこまれていることがわかります。
そこで、ここではサイヤ人とそれに関係のあるキャラクターの名前の由来を説明していきます。
いったいどのような関係があるのでしょうか?
①サイヤ人の名前の由来
まず、サイヤ人という名前の由来ですが、「サイヤ」という文字を並び替えると...
なんと!「ヤサイ」になったではありませんか!
そうなんです。
サイヤ人は全てヤサイの名前が由来になっています。
- カカロット(悟空)→キャロット...ニンジン
- バーダック→Burdock...ごぼう
- ラディッツ→Radish...大根
- ナッパ→菜っ葉
- ブロリー→ブロッコリー
- ベジータ→Vegetables...野菜
さすがベジータです。
サイヤ人の王子だけあって「野菜」という名前が付けられています。
あと、先ほどサイヤ人の歴史のところで出てきたツフル人ですが、彼らも
-
ツフル人→フルツ...フルーツ
といったようになります。
サイヤ人とツフル人との戦いは野菜VSフルーツだったようですね。
②フリーザ軍の名前の由来
サイヤ人を支配しており、滅ぼしたとされるフリーザ達も名前の由来があるんです。
- フリーザ→Freezer...冷凍庫
- コルド王→Cold...寒い
- クウラ→Cooler...冷房(英語ではありませんが)
なるほど。
サイヤ人を凍り付かせたというのもあるでしょうし、サイヤ人を配下に。
野菜を冷やしたり凍らせたりってことですか。
③ギニュー特戦隊の名前の由来
そして、フリーザの自慢の部下たちであるギニュー特戦隊はどうでしょうか?
- ギニュー→牛乳
- バータ→バター
- リクーム→クリーム
- グルト→ヨーグルト
- ジーズ→チーズ
冷蔵庫のなかの乳製品軍団だったのです。
こうやって見ると作者の鳥山明先生がいかに考えてらしたかがすごくよくわかりますね。
4.『ドラゴンボール』サイヤ人の種類や歴史、名前の由来に迫る!”まとめ”
いかがだったでしょうか?
サイヤ人の種類があんなにもあったなんて驚きですよね?
歴史も名前の由来もしっかり作りこまれていて、面白いですし。
まだまだ謎が多いサイヤ人たちですが、これからもわかってくることが多いと思うので目が離せません。
名前に関しては今回取り上げなかった他のキャラクターの名前もおもしろい由来があるものが多いです。
興味があったら調べてみてください。
きっとこれまでと違った角度からドラゴンボールを楽しむことができるでしょう。