ベジータとブルマは、当初はお互いに興味を感じない存在でしたが、子供をもうけ家族となります。
なぜ、2人は惹かれ合っていったのでしょうか?
ここでは、ドラゴンボール ベジータとブルマ「馴れ初めから結婚」3つの要素についてご紹介していきます。
Contents
1.ベジータとブルマの「正反対な人物像」を知る2つの情報
2人は生きてきた世界も性格も全く違う者同士でした。
いったい、ベジータとブルマの「正反対な人物像」を知る2つの情報とは、どういったものなのでしょうか?
①好戦的だが超努力家「戦闘民族の王子ベジータ」の人物像
ベジータは、戦闘民族の星を故郷とするサイヤ人の王子です。
惑星ベジータに住むサイヤ人は戦闘能力によって階級が決まることから、王子であるベジータは最強クラスということになります。
サイヤ人には生き残りがほとんどおらず、ベジータ、ナッパ、悟空の兄のラディッツ、カカロット(悟空の祖国での本名)の4人しかいませんでした。
ベジータはとても好戦的な性格で、人から命令されたり侮辱されたりすることを極端に嫌います。
しかし、悟空やフリーザなど次々現れる敵と戦う中で、悟空の強さが常に自分の上であることを受け入れるようになっていきましたが、ベジータの中で悟空は「必ず超えるべき存在」であるとともに「目標」でもあったのです。
自分の強さに甘んじることなく、常に鍛錬し、心身ともに高めることを怠らない超努力家と言えます。
②頭脳明晰でハッキリした性格「大企業の令嬢ブルマ」の人物像
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ブルマはドラゴンボールのヒロイン的存在であり、悟空の初めての仲間として初期から登場していました。
大企業カプセルコーポレーションの令嬢であり、父は科学者で社長のブリーフ博士ですから、お金持ちであることはもちろん、飛び抜けた頭の良さも父親譲りであることがわかります。
イケメンが大好きで「素敵な人に出会うため」にドラゴンボールを探す旅に出ており、その途中で悟空と出会いました。
当初はヤムチャと付き合っていましたが、彼の浮気グセに耐えられず破局し、その後ベジータに惹かれていきます。
2.ベジータとブルマの馴れ初めで知る「愛情が深まった2つの背景」
2人が出会った時点ではお互いに無関心でしたが、距離が徐々に縮まっていく場面が度々登場します。
それでは、ベジータとブルマの馴れ初めで知る「愛情が深まった2つの背景」についてご紹介していきます。
①2人の出会いはカプセルコーポレーションへの仮住まいがきっかけ
2人が初めて出会ったのはナメック星で、面食いのブルマはザーボンばかり気になりベジータなど眼中にありませんでした。
ナメック星では激しい戦いが繰り広げられ、星ごと爆発して消滅したため、ナメック星人たちは新たな星へ移住するまでの間、カプセルコーポレーションで仮住まいを始めます。
ベジータも地球には頼るツテがなく、行く当てもない様子でいたところ、ブルマから「うちに来たらどうか」と誘われ、以後カプセルコーポレーションの世話になり始めました。
ブルマがベジータに声をかけたのは、あくまでも厚意からであって、当時は恋愛感情など少しも存在しませんでした。
しかし、男女が惹かれ合うようになるきっかけは大抵、些細な出来事の中に潜んでいるものです。
ブルマがベジータに仮住まいを勧めたのも、ベジータが申し出を受けたのも、「2人がいずれ結ばれる運命だったから」だと言えそうです。
②無茶なトレーニングで重傷を負ったベジータと看病するブルマの間に深まった愛情
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浮気を繰り返すヤムチャに愛想を尽かして別れたブルマは、だんだんベジータのことが気になってきます。
人当たりが良く女性にモテてカッコ良いヤムチャと比べれば、ベジータには無骨さが目立ちます。
- 女性の気持ちなど考えたことがない
- 頭の中は常に戦いや鍛錬のことばかり
- 女より悟空の存在が気になる
ブルマにとっては、今まで出会ったことのない男性のタイプでもあり、自分の目標や信念にひたすら向かうベジータの姿に本当の男らしさを感じたのです。
ある時、カプセルコーポレーションで重力修行をしていたベジータは、無茶をして重傷を負ってしまいました。
衝突しながらも必死に看病するブルマを見るうちに、ベジータの中にも徐々に彼女への愛情が湧いてくるようになります。
自分に対し臆することなく「バカじゃないの」とハッキリものを言えるブルマの快活さと、わかりやすい彼女の愛情表現は、ベジータにとってはかなり新鮮な体験だったのです。
3.ベジータとブルマの結婚生活と愛情がよくわかる2つの側面
当初は家庭の匂いなどしなかった2人ですが、大きな戦いを経て、徐々に家族としての愛情を育んでいきます。
いったい、ベジータとブルマの結婚生活と愛情がよくわかる2つの側面とは、どういったものなのでしょうか?
①妻のエッチな写真が界王神に渡るのを必死に阻んだベジータは「実は愛妻家」だった
フリーザとの戦いで自爆したベジータは、ドラゴンボールで呼び出した神龍により復活し、その後ブルマとの間に、事実婚として息子トランクスをもうけました。
きちんと入籍したのは人造人間との戦いが終わった後のことでしたが、彼には依然として「家族」という存在に関心が薄かったと言えます。
どちらかと言うと、サイヤ人は家族という概念が非常に薄いため、婚姻や血縁で繋がる絆というものを理解しがたかったとも表現できます。
しかし、魔人ブウを倒した後は、娘ブラを可愛がり、徐々に夫・父としての自覚も芽生え、愛情という幸せを実感しだすようになりました。
悟空が老界王神に、ブルマのエッチな写真を渡そうとしているのを知ったベジータの反応には、彼の心境の変化が端的に表れています。
「カカロット、その女とはまさかブルマのことじゃないだろうな・・・」
そう言った直後にベジータは悟空に怒りをぶつけますが、妻のことで激怒するなどかつてはあり得なかったことです。
地球に住むうちに、仲間や家族との絆に心地良さを覚え、彼の中に「大切なものを守りたい」という気持ちがどんどん膨らんでいったことが容易に想像できるのです。
②女より「己の鍛錬が大事な生粋の戦士」が愛を知ると徹底的に守ろうとする
悟空は地球育ちのせいか、地球人のような感情や感覚を持っていますが、サイヤ人はベジータのように、女性への関心より戦いや鍛錬に対する興味の方が圧倒的に勝っています。
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生粋の戦士だけに、戦うことが大好きでライバルや敵より強くなりたい願望が強すぎるのです。
しかし、サイヤ人としてのレベルアップを徐々に実現し、自爆攻撃も辞さないほどの壮絶な戦いを経験してきたベジータだからこそ、魔人ブウ編が落ち着いた頃には自分の周辺がよく見えるようになっていきました。
- 自分をずっと支えてきた妻
- 自分の後を追うように強くなろうとする息子
- 目に入れても痛くない娘
人間でも、自分以外に関心がなかった男性ほど、本当に愛する存在ができると徹底的に守ろうとする傾向がありますが、ベジータはまさにこのタイプの男性だったのです。
4.まとめ
ブルマは当初から愛想の良いイケメン好きでしたが、ベジータは女性に対して一切関心を見せませんでした。
男性は病気などで弱っている時に、女性の献身的な姿を見て心惹かれると言いますが、ベジータもまた、自分を看病してくれたブルマを「本当に大切な存在」と認識するようになったのです。
無骨な男性ほど、妻や家族にかける愛情は揺るぎないため、ブルマにとっても理想的な男性に出会えたと言って過言ではありません。