戦闘民族であるベジータと頭脳明晰で自由奔放なブルマとの間には、娘ブラが第二子として誕生しました。
なぜ、娘ブラは、冷酷だったベジータを子煩悩にさせることができたのでしょうか?
ここでは、ベジータの娘ブラ「誕生と買い物」人気シーン3選についてご紹介していきます。
Contents
1.ベジータの愛娘ブラ「誕生の背景と親から受け継いだポテンシャル」2つの情報
高い能力を持った両親から生まれた娘ブラには、将来大物になると思われる片鱗がすでに見え隠れしています。
いったい、ベジータの愛娘ブラ「誕生の背景と親から受け継いだポテンシャル」2つの情報とは、どういったものなのでしょうか?
①ブラ誕生の際にベジータが「不安すぎてソワソワ」する人間らしい愛情を見せた
ドラゴンボール超の第83話で、悟空がベジータのもとを訪れ、「一緒にウィスのところで修行しよう」と誘うと、ベジータは、ブルマが臨月で第二子がもうすぐ生まれるから今回は行っていられない、と拒否しました。
ブルマのお腹はすっかり大きくなっており、トランクスより14歳下の第二子が誕生寸前の状態です。
以前のベジータであれば考えられないことですが、この時ばかりはまるで人間の父親のようにソワソワして落ち着かず、ブルマがストレッチを始めると、
「あんなに動いて大丈夫なのか・・・?」
とひどく心配して動揺する様子を見せているのです。
結局、ベジータを修行に連れていくために、ウィスが魔法でポンと出産させてしまい、感動もないままに彼は修業に赴くことになるのですが、初登場時は冷酷非道な人物にしか見えなかったのに、すっかり愛妻家になっている大きなギャップには微笑ましさすら感じさせます。
当初、あれほど人間のことを忌み嫌っていたのに、長く地球に済み、愛する人と一緒になり、子供をもうけてみると、人間と同じ感性を持つようになっていったのです。
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原作コミックで魔人ブウ編の10年後の世界を描いた其の五百十八では、トランクスの妹としてブラ少女の顔が紹介されていますが、おてんばそうな雰囲気はいかにもブルマの娘といった印象です。
②実年齢よりもはるかに大人っぽくおませなブラは10歳にして高校生
ドラゴンボール超では、10歳前後のブラがアニメに登場しますが、その姿や振る舞いはどう見ても女子高生そのもの。
人間で10歳と言えばまだまだ子供で、アニメやアイドルの話で盛り上がる程度ですが、アニメでのブラはショッピングを楽しみベジータを彼氏のように慕い、まるで10歳とは思えないほどです。
ブルマもかなり頭脳明晰ですが、姉のタイツも16歳で大学卒業した経歴を持っており、彼女たちの遺伝子を見事に受け継いだブラも10歳にして高校進学という賢さを見せているので、カプセルコーポレーションの後継ぎ候補としては文句なしの逸材だと言えます。
2.ベジータとブラの買い物シーンに見る「兄妹と父の関係性」2つの見方
戦いにしか興味を持ったことのないベジータが、娘ブラの買い物に付き合うシーンはあまりにも意外過ぎてファンの話題を呼びました。
それでは、ベジータとブラの買い物シーンに見る「兄妹と父の関係性」2つの見方についてご紹介していきます。
①ドラゴンボールGTで見せた父娘の愛情あふれる買い物シーン
ドラゴンボールGTでは、ブラがベジータの運転する車に乗りショッピングに出かけている様子が見られます。
「パパがお買い物についてきてくれたの初めて」
とブラがニッコリほほ笑むと、ベジータは、
「俺はついてきたつもりはない、お前が勝手についてきた」
と答えています。本当は娘にデレデレなのに、まるで付き合い始めのカップルのように素直になれないベジータが愛らしく見えるシーンです。
ベジータは空を飛べるので、ブラを乗せてひとっ飛びすればショッピングの時間も短縮できるのですが、ドライブのためにわざわざ車を運転し、女の子の長い買い物にも付き合い、子煩悩な様子を隠しません。
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当初は、仲間すら切り捨てる冷酷さが際立っていたのに、ブラに対する激甘な対応は「豹変」と言っても過言ではない変化です。
②初対面からライバルだったトランクスに対するベジータの反応はブラと真逆
そもそもベジータが初めて息子と対面したのは、フリーザの襲来を予告しに未来から来た大人のトランクスとの出会いの時でした。
ただでさえ、サイヤ人としての能力に関して悟空に先を越され焦りを感じていたのに、スーパーサイヤ人になれる人物がさらにもう一人いた、という時点で激しい嫉妬と悔しさを感じたベジータ。
息子の方が強い状態で出会ってしまったために、それが自分の息子だと知った時には情けなさと悔しさで複雑な心境に陥った彼も、フリーザを倒す共通目的から「同志」として協力し合います。
出産に関しても、トランクスの時は「気付いたら生まれていた」という状態でしたが、ブラの時は「どのように抱き上げどう扱えば良いかわからない」と、全く状況が異なります。
同じ我が子でありながら、ベジータの関わり方が全く異なるのは、やはりトランクスは
「自分の血を受け継いだ能力の高いサイヤ人ハーフ」
としての認識が非常に強いからです。当初はライバル視していましたが、根底にはまさに男同士としての連帯感や誇りが存在しているのです。
3.ベジータの娘ブラが秘めた「身体的な強さと将来展望」に関する2つの視点
トランクスとは異なるタイプですが、ブラも非常に高いポテンシャルを秘めた娘です。
いったい、ベジータの娘ブラが秘めた「身体的な強さと将来展望」に関する2つの視点とは、どういったものなのでしょうか?
①ベジータに放り投げられたブラにサイヤ人ハーフとしての能力が垣間見える
作中で特に鍛えている様子は見られませんが、ベジータに空中高く放り投げられて車に落ちても「いた~い」程度で済んでいるところを見ると、生まれながらに備わった身体能力が非常に高いことが想像できます。
普通の人間であれば落下衝撃に耐えられず怪我をしますが、「いた~い」で済むということは、無意識のうちに落ち方をコントロールし衝撃を軽減させているのです。
かつて、地球を舞台に悟空と戦っていたベジータが、戦士としてのポテンシャルが非常に高い悟飯について、
「地球人とサイヤ人のハーフはとんでもない力を持つ」
と言っています。
ブラも、まさに地球人とサイヤ人のハーフですから、想像を超えた潜在能力を秘めていることがわかるのです。
②頭脳明晰なブラの将来はカプセルコーポレーションの後継ぎ
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性格と頭脳はブルマ譲り、身体能力はベジータ譲りと、良いところ取り状態のブラ。
このままいけば、若くして大学から研究者の道へと進み、カプセルコーポレーションをブルマと一緒に発展させていく大きな力になることは容易に想像できます。
ホイポイカプセルのバリエーションがもっと豊かになる可能性もありますし、タイムマシーンの完成が早まったり精度が高くなったりと、ブラは先進技術を常に先導していく存在になるはずです。
人工的に作り上げた仙豆を開発し、ベジータ達戦士の強力なサポート役として大いに活躍することも考えられます。
4.まとめ
息子トランクスの時はさっぱり父親らしさを感じなかったベジータも、娘のブラの抱っこに戸惑ったり、買い物に付き合ったり、一般のお父さんと同じように異性の子供に首ったけになっています。
ベジータがサイヤ人であることに変わりはありませんが、ブルマとブラという存在があるからこそ、どんどん感性が地球人化していっていることは間違いありません。